野球脳パパのジュニアテニスブログ

11歳の息子のジュニアテニス生活を綴ります。錦織圭や大坂なおみなどプロテニス選手の動向も紹介します。

ある県で勃発している問題


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現在、関東のある県で県テニス協会と県内の一部のクラブの間で揉め事が起こっているという話を知人から聞きました。

日本テニス協会まで巻き込んで大きな話になっているそうです。

 

在クラブなのか在住・在学なのか

ある県をX県とします。

X県テニス協会は県テニス協会が主催する大会の出場資格を変更すると発表しました。

県テニス協会が主催する大会には全日本ジュニアテニス大会と全国選抜ジュニアテニス大会の県予選大会が含まれています。

ジュニアテニス選手が目標とする大会です。

変更後の出場資格がこのようになりました。

 

県内に在住している選手もしくは県内の学校に通っている選手

 

ここでピンときた方がいらっしゃると思います。

ここには県内のクラブに所属している選手は資格に入っていません。

これはどういうことかというと他県に在住していてX県のクラブに所属している選手はX県が主催する大会に出られないということになります。

これまで関東の各都県では所属しているクラブの都県大会に出ることが原則になっていました。

関東テニス協会が選手に付与している登録番号があり、その登録番号には都県コードがふられています。

選手はその都県コードに合わせて各都県ジュニアと都県選抜に出場することになっています。

今でもX県以外は変更はありません。

 

この結果、どういうことになるのかというと・・・

例えばA君の場合

A君はY県在住ですがX県のクラブに通っています。

A君は今回の変更でX県の大会に出ることができなくなります。

しかし関東の登録番号は所属クラブが基準になっているのでA君の登録番号の都県コードはX県のままです。

そうするとY県の大会にも出られなくなります。
(Y県は今まで通り所属クラブを基準としているからです)

その結果、A君はどの県予選にも出られないという状況になってしまいます。

これはとても深刻な事態です。

これを回避するには、A君はY県のクラブに移籍しY県の大会に出るということになります。

 

こうした状況が発生するのでX県内の一部のクラブは抗議運動を起こしています。

特に県境に近いクラブはA君のような他県からの選手もいるので事態は深刻です。

 

X県はこのような変更をした理由を以下のように説明しています。

県外在住の選手によってX県在住・在学の選手が不利益を被っている

X県所属クラブ選手のうち県外在住の選手は10%程度いるそうです。

しかしどのような不利益を被っているかは説明されていません。

反対にX県在住で他県のクラブに所属している選手もたくさんいると思います。

地理的な問題でやむを得なく他県のクラブに行かなくてはならない選手もいると思います。

個人的には乱暴な変更ではないかと思っています。

 

既にX県のクラブから在住県のクラブに移籍した選手もいるそうです。

また、X県にある親戚の家などに住所変更した選手もいるそうです。

とても残念なことは、望んでいる環境で練習や試合ができなくなってしまう選手が出てきてしまうということです。

日本テニス協会の見解

この問題は日本テニス協会の常任理事会で議論されたようです。

なぜかというと、X県は今回の変更はJPIN制度実施に伴っての変更だと主張しているからです。

JPIN制度

これを説明すると長くなりますので簡単に。

日本テニス協会がジュニア選手登録し全国のランキングをつける制度です。

これまで全国統一のジュニアランキングはなかったので、そこで統一するために選手の情報を管理するデータベースがJPINです。

今年の全日本ジュニアテニス大会から試験的に運用が始まっています。

都道府県予選に出場した選手はJPIN登録をしていると思います。

詳しくは以下の日本テニス協会の発表資料をご覧ください(pdfに直リンしています)

https://jpin.sports-sunrise.com/static/docs/jpin.pdf

 

JPIN制度の実施とX県の資格変更にどのような関係があるのかは正直私は理解できていません。

ただ、日本テニス協会は今回の問題がJPINが発端になっており、X県内のクラブや保護者から多くの問い合わせがあったようで、動くことになったようです。

そして日本テニス協会の常任理事会で決議されたことは、日本テニス協会とX県のJPINに対する認識に違いがあるとの見解を示しました。

この決議に関し、日本テニス協会とX県テニス協会でゴタゴタがあったそうですが・・・

 

この結果、X県は引き続き協議を進めるとしています。

新しい出場資格の施行は来年の平成31年1月1日からという方針はまだ撤回されていないようです。

 

私はどうこう言える立場ではありませんが、ジュニア選手の一保護者として今回の問題は軽視できないと思いブログを書きました。

最近、他のスポーツの協会でのトラブルも多く発生しています。

そこでは選手のことはほとんど考えず、大人の身勝手な判断や利権争いによるものがよく見受けられます。

今回のX県の問題はそうでないことを願いますが、本当に選手のことを考えているのかな?という疑問が残ります。

現実にこの問題でクラブ移籍を余儀なくされた子供もいるのです。

本来あってはならないことだと思います。

 

ぜひ選手ファーストで議論・検討を進めていってもらいたいです。