野球脳パパのジュニアテニスブログ

12歳の息子のジュニアテニス生活を綴ります。錦織圭や大坂なおみなどプロテニス選手の動向も紹介します。

悔やまれる一打


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レゴのダンロップ全国選抜県予選が終わりました。

残念ながら関東への切符を手にすることはできませんでした。

あと一歩。

でもこのあと一歩が大きいのです。

これを乗り越えない限り、レゴは次のステージには行けません。

その一歩は何なのか?

それがはっきりわかった敗戦でした。

 

レゴは順調に勝ち進み、勝負の一戦を迎えました。

この一戦に勝てば関東への切符は手にできたでしょう。

相手はK君。

県トップクラスの選手。

強い。

そんなことはレゴも私も最初からわかっています。

 

過去4戦し、全敗。

しかし試合するたびに獲得ゲームは増え、差は縮まっていました。

私はずっと思っていたことがありました。

K君はレゴが苦手なんじゃないか?

K君はミスが非常に少ない堅実的なテニスをします。

鉄壁の守りから相手に隙ができるとそれを見逃さずに打ち込んできます。

しかしレゴとの試合ではなぜか他の子の試合よりもミスが増えます。

それも凡ミスばかりです。

 

県の誰もがK君とは一番あたりたくないと言います。

ドローが発表された時、他の親御さんから一番きついドローになったねと言われました。

でも私はそう思わなかった。

逆に、いけるんじゃないか?と思ったくらいです。

レゴもK君に対して苦手意識はまったく持っていないようでした。

「やってやる!」

という強い意気込みを感じました。

 

試合は私の予想した通りの展開になりました。

明らかにK君のミスが多い。

レゴはそれにつけこみ積極的なテニスをしていました。

あれよあれよとう間に4-1です。

ただ、この試合は8ゲームプロセットマッチなのでまだ折り返し地点です。

 

K君もさすがにこのままじゃヤバイと思ったのでしょう。

6ゲーム目から守りに入ります。

そしてレゴがそれを察したのか、だんだん積極性がなくなり、K君の守りのラリーに付き合ってしまうようになります。

私が一番やって欲しくなかった展開。

 

それでもK君はいまいち調子が上がらず、デュースでレゴのアドバンテージになりました。

明らかにK君は弱気になっているのがわかりました。

きっとこのゲームを取られたら取り返しがつかないという思いもあったでしょう。

私もここを取って5-1にすれば、K君の心が折れて一気に勝利に近づくと思いました。

 

レゴからのアドバンテージ。

ミスのできないK君は少し深めのロブで繋いできます。

レゴも慎重になっているので丁寧に返していきます。

そんなラリーが10回くらい続きました。

たまたまレゴのボールが深くいい所に入り、K君のボールがセンターに浅く入りました。

K君はヤバイ!という顔をしました。

私は

チャンス!

と思いました。

 

しかし

なぜかK君のセンターに同じような浅いボールがポーンと返されました。

 

えっ!?

 

K君がそれを見逃すはずもなくエースで決めます。

そして大きなガッツポーズとともに会場全体に響き渡るような

カモン!

 

K君は普段の試合ではほとんど声は出すことはありません。

いつも静かに淡々と試合をします。

よっぽど追い詰められていたのでしょう。

 

レゴは茫然と立ち尽くしています。

次のデュースでは明らかにK君の動きが変わっていました。

何かから解き放たれたように活き活きとテニスをするK君。

意気消沈のレゴ。

この対照的な二人を見て私の嫌な予感がMAX状態に。

 

ここからなんと6ゲームを一気に取られました。

あっという間に4-7。

K君の攻め疲れもあってか7-6までは戻したものの、最後は8-6で逃げ切られました。

これまでにない悔しい敗戦となりました。

 

翌日、撮影しておいた試合のビデオをレゴと一緒に見ました。

負けにつながったところはどのプレーだと思うか聞いてみました。

レゴはここだと言って、6ゲーム目のアドバンテージを取ったところからの場面でビデオを止めました。

 

パパ「なぜこの浅いボールを決めにいかなかったの?」

レゴ「身体が自分の思うように動いてくれなかった」

パパ「チャンスだとは思った?」

レゴ「うん、これを決めれば勝てると思った」

 

私はひとつ誤解をしていました。

レゴは自分の意志で守りに入ったからと思ったからです。

でもそうではありませんでした。

頭では攻める意思はあった。

でも身体が一緒に動いてくれなかった。

 

きっと「これで勝てる!」と思った瞬間、身体が強張ってしまったのでしょう。

私もスポーツ選手した。

それはよくわかります。

野球で、チャンスの時にど真ん中の甘いボールを「打てる!」と思っていてもバットが出ない。

このボールを捕れば試合終了だという時に、なぜか身体が動かなくてエラーしてしまう。

何度も悔しい思いをしてきました。

 

この経験と悔しさはきっとこれから活きてくると思います。

いや、活かさないといけない。

そのためにはもっと緊張感を持って、練習と試合をしていく必要があります。

そして最後の1ポイントを取るまで、勝ちではないということ。

最後まで勝利を意識せずに、自分のテニスを貫き通すことが必要です。

 

もちろん敗因はこれだけではありません。

そもそも6ゲーム連取されたことに多くの課題もあります。

まだ実力的にもK君との差は結構あるということも実感しました。

でもK君はレゴが苦手だということもはっきりしました。

この大会、レゴ以外の選手との試合では完璧な試合をしていましたから。

 

県ジュニアでも勝ち上がっていけばどこかでK君と戦うことになります。

次はさらに強い気持ちと勇気をもってリベンジしてほしいです。