
先日レゴはセルフジャッジに泣かされました。
(試合後、本当に大泣き)
小学生の試合はほとんどセルフジャッジです。
セルフジャッジとは審判がつかず、選手同士でカウントをコールし、イン、アウト、フォールトも選手が判定します。
草トーナメントはもちろんのこと、協会公認の試合でもほとんどがセルフジャッジです。
最初私はびっくりしました。
私が慣れ親しんだ野球は、子供の試合でも必ず審判はつきます(当たり前ですが)。
中学生時、野球部の隣だった軟式テニス部の試合も審判いましたしね。
フェアプレーの精神を鍛えるということを言う人もいますが、試合数が多いトーナメントの試合でいちいち審判をつけていられないというのが正直なところでしょうか。
さすがに子供に審判やらせるわけにはいかないですしね。
実際の試合ではミスジャッジが発生します。
特にインとアウトのジャッジ。
小学生4年生以下の試合になると多発します。
動体視力もまだ未発達ですし、仕方がないところでしょう。
たまに故意にミスジャッジをしてくる子がいます。
先日のレゴはまさにそういう子と対戦し、ギリギリで負けてしまいました。
オンザラインはおろか、ボール2個分くらい内側でもアウトの判定。
ボールが地面に着地する前に判定する場面も多かったです。
レゴは最初ゲームをリードしてましたが、これにイラついてしまい自滅。
こうした経験のあるジュニアとその親御さんも多いのではないでしょうか。
セルフジャッジ5原則
日本テニス協会からセルフジャッジ5原則が推奨されています。
- 判定が難しい場合は「グッド」(相手に有利に)!
- 「アウト」または「フォールト」はボールとラインの間に、はっきりと空間が見えたとき!
- サーバーはサーブを打つ前、レシーバーに聞こえる声でスコアをアナウンス!
- ジャッジコールは、相手に聞こえる声と、相手に見えるハンドシグナルを使って速やかに!
- コートの外の人は、セルフジャッジの口出しはしない!
出所 日本テニス協会
https://www.jta-tennis.or.jp/Portals/0/resources/information/fairplay/leaflet.pdf
皆さんご存知でしたでしょうか?
この5原則に沿ってしっかり教えているテニスクラブは少ないのではないかと個人的には思っています。
特に1と2は最も重要なのですが、これが一番できていません。
だた、小学生に対して
相手に有利に!
なんて要求するのが酷な話ではありますが、ラインギリギリのボールならそのまま試合を続行することは徹底するべきだと思います。
レゴの通っているスクールは、小さい時からセルフジャッジを厳しく指導されているので、まだ外部のトーナメント経験が少ないレゴにとっては今回はショックが大きかったようです。
故意にミスジャッジをして自分が有利になろうとする選手は絶対に強くならないよ
私がレゴにかけてあげられる精一杯の言葉でした。
でもまだまだ精神が未発達な子供です。
こういうことが続いてテニスを嫌になってしまう子供もいるでしょう。
錦織ブームもあり子供のテニス人口が増えています。
まずしっかりとテニスクラブで指導してもらいたいです。
勝ち負けのテクニックはそれからでもいいでしょう。
テニスに失望する子供を一人でも減らしていってほしいものです。