野球脳パパのテニス雑記帳

10年間息子のジュニアテニスに寄り添ってきた父の目線でテニスについて思ったことを書いています。ジュニアテニスでお困りの時は記事検索してみてください。

中学生の草トーにチャレンジ

少し背伸びをして中学生の草トーに参加しました。

ここ最近、ガンガン強いストロークを打ち込んでくる選手、いわゆるバコラーに対して何もできずに負けて終わってしまう試合が続いていました。

中学生だと比較的バコラーの子が多そうだし、強くて速いストロークにも慣れさせたかったので思い切って参加してみました。

 

「どんな中学生と戦えるのかな~?♪」

レゴは年上と試合することが大好きなので朝の行きの車からハイテンション⬆️

ドローを見ると知り合いの小学生の子も何人か参加していましたが、中学生大会に参加するだけあってみんな強い子ばかり。

中学生はクラブ所属と私立中学所属が半々くらい。

私立中学所属の子は部活でテニスを始めたような子も結構いました。

クラブ所属の子はだいたい小学生から大会に出ている子が多そうでした。

したがってレベルは上から下まで差が大きい感じでした。

 

1Rは中学1年生

身長160cmくらいはありそうですが、テニス経験はまだ短そう。

サーブとフォアはそこそこ様になっているのですが、バックハンドがまだまだ未熟。

レゴはバックハンド側にボールを集め、あっという間に6-0で勝利。

相手の子は途中から泣いていました。

身長140cmちょっとのこんな小さな小学生に成すすべもなく、プライドが傷ついたのでしょう。

すごく複雑な気持ちになりました。

 

試合後、その中学生はお父さんに「小学生に負けるなんて、もうテニスをやめろ!」とものすごく怒られていました。

「それは違いますよお父さん。こっちはほぼ毎日練習し年間100試合以上も試合をしています。小中学生だとテニスは年齢や力の差ではなく経験の方で差が出ます」

とフォローしようかどうか迷っていたのですが(かなり嫌味っぽい感じになりそうだし)、その子の友達のお母さんが私が言いたかったことを言ってくれていたので安心しました。

その後、コンソレで頑張っていたので一安心。

きっと緊張もしてたのかな😔

 

2Rは中学2年生

さらにでかい。

サーブもストロークも速く力強いですが、ちょっとミスが多く粗っぽさがあります。

まさにこういう相手を待っていました。

速いストロークを力のないムーンボールで返し、それを打ち込まれ、またムーンボールで返し、そしてまた打ち込まれるということが最近多かったので、この日の課題は速いボールをしっかり打って力のあるボールで返すということを設定していました。

試合でその課題はしっかりできていました。

自分も力強いボールをしっかり返せば相手もそう打ち込めないし、ミスも増えるということをつかんでくれたようです。

速いボールを振りぬいて返すことは勇気のいることだと思います。

それができるための自信を少しは持ててくれたかなと思います。

 

結果は6-0で勝ち。

この日のレゴはのびのーーーびと試合をしていました。

「うるさい子がいないから試合に集中できる」

とレゴは言っていました。

みんな黙々と試合をしています。

カモンもほとんどないです。

カウントコールすら聞こえない(笑)

小学生はカモンだのよっしゃーだのうるさい子も多いので集中の妨げになるのだとか。

中学生の大会は天国だ

と言っていました😇

 

そして3R。

シードが相手です。

ドローを見たときから気になっていたので調べました。

おそらく中学1年の早生まれ。

今年の関東ジュニア出場選手。

それをレゴに伝えると

「ちょー試合したい!」

その願いが叶い試合ができました。

 

ファーストサーブは速いフラット、セカンドは跳ねるスピン。

ストロークはフラットとスピンを上手に混ぜて使ってきます。

序盤、相手はサーブとフラットストロークのミスを連発。

レゴの覚えたてのセカンドのスピンサーブは一撃でリターンエース。

相手の独り相撲です。

そんな感じでブレイク合戦の2-2。

そこから相手が本調子になります。

跳ねる深いスピンでレゴを後ろに下げ、レゴの浅く入ったボールを叩いてエースという展開に持ち込まれて一気に2-5。

これで終わってしまうのかーと思ったのですが、ここからが違っていました。

 

レゴは後ろに下がらずにベースライン付近で打ち合うようになります。

深いスピンはライジングで返します。

タイミングが速くなったことで相手の反応も遅れるようになります。

そうすると相手のミスが増え始めます。

流れがレゴに来て4-5まで戻します。

次が重要なゲーム。

相手の顔つきが変わりました。

40-40

ノーアドなので相手のマッチポイント。

レゴはここをとれば5-5のタイになります。

相手がアプローチショットを打って前に出てくる。

レゴは相手の左サイドギリギリにパッシングショットを打つ。

ボールはラインギリギリ。

私からは入っているよう見えました。

相手は手を挙げアウトと言いかけます。

レゴはすぐに「えっ?」という顔をしました。

すると相手は

 

すいません、入っていました

 

私は感心しました。

本当に強い選手なのでしょうね。

このポイントを取れば勝ちという場面。

少なくとも私が今まで見てきた経験上、たいていの子はアウトですと押し切るでしょう。

私はレゴと相手の子の両方に拍手しました。

 

これで流れはレゴに傾きました。

次のゲームは相手のダブルフォルトもありレゴが取りました。

ノーアド6ゲーム先取の試合なのでこれで終了。

6-5で大金星をあげました⭐️

草トーとは言え、関東レベルの子に勝つなんて初めてです。

しかも中学生。

今までで一番喜んでました☺️

 

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次の準々決勝は小6の子

小学生対決

この子も今年の関東ジュニアと関東小学生に出ています。

草トーで良く一緒になる子でレゴとも仲がいいです。

朝も一緒に仲良くアップしてました。

これまで何回も試合をしていますが一度も勝ったことがありません。

 

この日も3-6で完敗。

2ヵ月前に試合した時には2-6だったので、1ゲーム多く取れたと自信満々で戻ってきました。

 

「俺、今日中学生に負けなかった。すごくね?」

 

いや、結局小学生に負けているんですけど😅

 

本当に気持ちいい大会でした。

これからのU12の試合で同じようなパフォーマンスが出せればいいのですが。

緊張やプライドが絡んでくるのでなかなかそうはいかないんですよね😑