今回は、先日、読者の方からリクエストいただいたテーマについて書きたいと思います。
その読者の方はお子さんを競技ジュニアテニスの世界へ入れるかどうか悩まれているそうです。
読者の方は私と同じでテニスについては素人とのこと。
そこで悩むのはよーくわかります。
私も散々悩みました。
テニス素人の親が未知なる競技テニスの世界に子供を入れるのって、ものすごく敷居が高いのです。
まず子供に選手としての適正があるのか全然わかりません。
技術的な面もそうですが、それ以上に性格的な面において向いているのかどうか。
私もすごく悩んだ記憶があります。
何か参考になることは書けないかなと考えました。
ただ、私がこうせよあーせよということは書けません。
レゴをこの世界に入れて本当に良かったのかどうか、今でもわかりませんし(笑)
なので、レゴがどういう経緯で競技テニスの世界に入ったのかについて書きたいと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
習い事テニス
レゴは小学校3年生からテニスを始めました。
(ご存じのように、私は野球をやらせたかったのですが・・・)
週1の習い事テニスです。
3年生の間はずっと週1です。
オレンジボールでした。
当然、試合になんて出たことはなかったです。
みんなで楽しくワイワイやってました。
4年生になり、週2回通うことになりました。
幼稚園から水泳を習っていたのですが、3年生でバタフライまで一通り泳げるようになりました。
もう水泳は卒業し、その分テニスを増やしたいとレゴが言いました。
よっぽどテニスが楽しかったのでしょうね。
レゴはグリーンボールのクラスに上がりました。
それを週2回。
週に1回と2回ではやっぱり上達が違います。
週1の子達との差が広がっていきました。
同じクラスにいたのはほとんど週1の子達だったので、優越感を覚えたのでしょう。
「俺って、テニス上手いんじゃね」
という大きな、大きな勘違いをするようになりました。
実は私も勘違いしてました。
結構、上手いじゃんって。
その頃はまだ競技テニスの世界をまったく知りませんでした。
クラブのスクール生しか知らないのです。
なぜかというと選手クラスは、スクール生の子達のレッスンが終わってから練習が始まるので見たことがなかったのです。
井の中の蛙とはこのことです。
しかも親子で。
あー、思い出すだけで恥ずかしい・・・
そんなスクール生時代でした。
育成/選手クラスの存在を知る
4年生の夏休み、初めてクラブ主催のスクール生大会に出ました。
たしか20人以上参加していたと思います。
他の曜日のスクール生も参加していました。
予選リーグをやって順位別トーナメントという形式です。
そこでまさかまさかの予選リーグ1位突破。
そして1位トーナメントで奇跡のベスト4進出。
準決勝の対戦相手は同じ学校の女の子でした。
レゴはこの女の子がテニスをやっていることは知りませんでした。
当然、私も知りません。
スクール生としてもいなかったはずだと言うレゴ。
レゴはこの同級生の女の子に0-6で瞬殺されます。
今でもよく覚えています。
まったく歯が立ちませんでした。
こんな上手な子っているの?って思いました。
(ちなみにこの同級生の女の子は12歳以下で関東ジュニアに出場しているので本当に上手な子でした)
試合が終わった後、私はその女の子のお母さんに話しかけました。
今までクラブで会ったことなかったんですが、このクラブでやっているんですよね?
「はい、1年生の時からこのクラブでやってます。」
どのクラスですか?
「〇〇クラスです」
○○クラス。
私もレゴも初耳でした。
この○○クラスというのが、このクラブでは選手クラスに入る前に必ず入っていなければならない育成クラスでした。
2時間のレッスンで週5日です。
1年生から入れます。
私達親子はこの日までそのクラスの存在を全く知りませんでした。
このクラブでは、小3~小4くらいまで育成クラスに入り、そこからテストを受けて合格したら選手クラスに入れるということを聞きました。
そもそも選手クラスって何?って思いました。
まだ競技テニスの世界を知りませんでしたから。
レゴと同学年で育成クラスに入っているのはその女の子と他の学校の男の子の2人だけでした。
しかし、その下の1年~3年までの子が10人くらいいることを知りました。
レッスンスケジュールをよく見たら、育成クラスと選手クラスの練習時間が載っていました。
選手クラスは夜遅くまで練習があります。
私は小学生でこんな時間まで練習するの?ってびっくりした記憶があります。
家に帰ってから、レゴに育成クラスと選手クラスのことについて話をしました。
「ふーん」という薄い反応でした。
この時点において、私達親子はまだ競技テニスとは距離があったように思います。
ツラツラと書いていたら、かなり長くなりそうな予感がしてます。
いくつかに分けて記事をアップしていきたいと思います。