https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/i/irimichidesu/20200525/20200525152330_120.jpg今回は【その4】の続きです。
レゴが体験レッスンに行った残り3つのクラブについてご紹介します。
現役プロテニス選手が指導するクラブC
クラブCはオープンして数年という新しいテニスクラブです。
それにも関わらず近隣の有望ジュニアが移籍して話題になっていました。
私も一番興味があったクラブでした。
行って驚いたのはヘッドコーチも含めコーチ陣がみんな20代!
そしてほとんどのコーチは現役バリバリのプロテニス選手なのです。
コーチのプレーを見るだけでも勉強になります。
練習の雰囲気は冗談や笑いもあってFunという感じです。
しかし練習内容は結構ハードでした。
とにかくボールをたくさん打ってました。
球出しでは自分が打ったボールを走って拾いに行き、戻るとすぐに順番が回ってくるので休む暇がありません。
振り回しもかなりハードでした。
コーチの指導も自分で打って見せてることが多かったです。
試合の中でこうした場面ではどのように打つのかというかなり実戦的な指導でした。
現役選手なので説得力があります。
レゴにもいくつかアドバイスをしてくれました。
あっという間に終了時間がやってきました。
それだけ充実した練習だったということです。
レゴもとても満足そうな顔をしてました。
実戦的な指導はレゴが一番求めていたものなのです。
同世代ジュニアが多く集まっているクラブD
クラブDには多くの12歳以下のジュニア選手が所属しています。
ジュニア選手専門のアカデミー制クラブです。
このクラブに移籍する県上位選手も多いです。
このクラブは練習の多くの時間をマッチ練習(試合)に使っていました。
クラブの中で12歳以下の選手が4つのグループに分けられていて、そのグループ内の選手と試合をします。
このグループ分けは試合の勝敗数によって定期的に入れ替わるそうです。
強さごとにランク分けされている感じです。
コーチは試合後に各選手にアドバイスをします。
レゴはレッスンというよりもひたすら試合をしていただけでした。
選手同士で競わせるスタイルです。
上位ランクにいる選手は日々強い相手と試合ができるのでお互いどんどん強くなっていきます。
しかし下位ランクではずっとそこに留まってしまっている選手も少なくありません。
だからかなのか、このクラブの選手は実力の差が大きいのです。
技術的に細かく指導して欲しい場合はプライベートレッスンでということでした。
学校をわざわざ早退してプライベートレッスンを受ける子も多いそうです。
きっと時間的にそこしかプライベートができないのでしょう。
私としてはこのクラブの方針はあまり受け入れられないものでした。
ある程度完成されている選手が強い練習相手を求めて入るのはいいと思います。
しかしレゴのような発展途上の選手が上達するのには難しいと感じました。
小人数制のクラブE
クラブEの選手クラスは人数が少ないです。
小学4年生から中学3年生まで各学年1、2人ずつくらいです。
これは選手クラスを担当するコーチの方針です。
コーチが目の行き届く範囲の人数しか持たないのだそうです。
また、人間としての成長を考え、横のつながりよりも上下のつながりを重視しているため、同学年の人数を極力少なくしています。
ちょうどレゴと同じ小学校6年生がいなかったこともあって体験レッスンを受けることができました。
基本的には小学4年生から中学3年生までみんな一緒に練習をします。
小4と中3が本気でラリーしているのです。
ちなみにこの中3の選手は関東大会に出場しています。
これにはレゴも私も驚きました。
前クラブでは考えられなかったからです。
レゴは全力で中学生とラリーしていました。
これはレゴが望んだ環境に近いです。
雰囲気は非常に和気あいあいとしています。
みんな学年関係なく、コミュニケーションをとっています。
印象的だったのはコーチも子供たちと一緒に会話に入って積極的にコミュニケーションをとっています。
コーチというよりはお兄ちゃんみたいな感じです。
コーチは選手1人1人にアドバイスをしていきます。
問題が深刻な選手は別メニューで練習しながら修正もするとのこと。
選手に寄り添った指導です。
練習内容はボールを多く打つことを意識しているようでした。
レゴはひたすらラリーを続けていく中でアドバイスをもらえていました。
練習時間の残り1/3はマッチ練習が行われます。
レゴは中学生と試合をしていました。
とてもイキイキしていました。
以上が体験レッスンに参加した5つのクラブの特徴です。
この中から決めました。
決めたクラブとその理由は次回の【その6】でご紹介します。