前回の【その6】でレゴの移籍先をで2つのクラブに絞ったことをご紹介しました。。
A. 老舗の大手クラブ
B. 熱血指導でコミュニケーション重視のクラブ
C. 現役プロテニス選手が指導するクラブ
D. 同世代ジュニアが多く集まっているクラブ
E. 小人数制のクラブ
私達親子は最終的にクラブEを選択しました。
クラブCとクラブEは距離的には同じくらいです。
最寄駅から電車で約20分。
自宅からクラブまではドアtoドアで40分くらいとなります。
レッスン料金もそれほど変わりません。
コート面数や照明など設備面でも大差はありません。
したがってクラブ環境は同じくらいです。
クラブEを選択した主な理由を紹介していきます。
フラットな練習環境
クラブEは少人数ということもあり、レベルや実績によるクラス分けがありません。
基本的には小学生から高校生まで同じコートで同じメニューで練習します。
すぐ目の前でお手本になる選手が練習していて、一緒に打ち合えたりできるというのはレゴにとってとても刺激になり励みになるのではと思いました。
一方、クラブCはクラス分けがされています。
レベルや年齢が違えば、練習内容が違うのは当然だと思います。
そうしたクラブがほとんどだと思います。
クラブEは少人数ということもあって少しユニークなのかもしれません。
高校生、中学生、小学生が入り乱れてのマッチ練習やチャンピオンゲームもあります。
当然高校生にしては物足りないので、クラブのコーチや大学テニス部所属のアルバイトコーチも入ることがよくあります。
ジュニアのヘッドコーチも30代で、まだ自分は動けて若い奴らに負けないという気概を持っているので、よく選手と一緒になって本気で試合しています。。
クラブEの縦ではなくフラット(水平)な練習環境が私とレゴにはとても斬新で魅力的なところでした。
レゴの問題点をずばり見抜いたコーチ
体験レッスン後には、必ずコーチにレゴの良い点と悪い点を聞くようにしていました。
その際、レゴの試合内容や負け方なども私の方からインプットします。
そしてコーチには、レゴはどういう課題があり、どのように克服していけばいいのかということについて聞くようにしていました。
クラブCのヘッドコーチはレゴをたくさん褒めてはくれたのですが、悪い点などの指摘はほとんどありませんでした。
「うちでやれば必ず強くなりますよ」と自信満々に言っていたのですが、ではどのようにレゴを指導していくかという点はほとんど具体的に説明されませんでした。
コーチは若くて現役のプロ選手で、ジュニア時代の成績も素晴らしいです。
ただ、ジュニアの育成実績は少ないのです。
そうした点もクラブCは不安要素となりました。
一方、クラブEのヘッドコーチは違いました。
私から聞いたレゴの試合内容と実際に練習を見て、ある問題点を指摘してくれました。
それによって、なぜいつも同じ負け方をしてしまうのかという疑問が解消されたのです。
そしてその課題を克服するためにはどのような練習が必要なのかについても説明をしてくれました。
このコーチならば信頼できると思いました。
競い合えるライバルの存在
競い合える仲間と一緒に練習したいというのが移籍理由のひとつでありました。
クラブCにもクラブEにも同世代の強い選手が在籍しています。
ただ、テニスのスタイルが異なっていました。
クラブCの選手はひたすらストロークで粘るスタイル。
いわゆるシコラーです。
クラブCの選手がみんなシコラーというわけではなく、たまたまレゴの同世代の有力選手がシコラーだったのです。
一方、クラブEの有力選手のスタイルは様々なショットを打ちながら多彩な攻撃をします。
ボレーも上手で、積極的にネットに出ます。
テニスの幅が広く、将来性を感じさせてくれます。
事実、今年の関東ジュニア大会と関東小学生大会の出場権を獲得しています。
レゴをより成長させてくれるライバルはどちらか?
レゴの良さを引き出してくれるのはどちらか?
クラブEの選手の方がレゴを成長させてくれるだろうと考えました。
レゴも納得の決定
全てのクラブの体験を終えてから、レゴにどのクラブでテニスをしていきたいかと尋ねました。
ちなみに私の評価は一切話していません。
パパ「どのクラブでやりたい?」
レゴ「〇〇(クラブE)」
パパ「なんで?」
「俺が一番上手になれそうな感じがしたから」
感覚派のレゴらしい回答。
でもこれでいいのです。
私は正直、CかEか判断できませんでした。
ここでは書いてはいませんが、クラブCも良い点がたくさんあったからです。
レゴの口からCかEが出てきたら、最後はレゴの判断に委ねようと思っていました。
それ以外のクラブが出てきたら「ちょっと考え直せ」と言ったかもしれません。
ちなみに2番目はどこかと聞いたらクラブCでした。
親子で評価が同じだったことに少し安心しました。
次の【その8】ではクラブの退会についてご紹介したいと思います。